「英語で説明する全技術」という本の中で、興味深い内容がありました。
職場内で「できる人」の発言を録音する、という内容。
日本全国でも、これをやっている人はまずいないはず。盲点となっている仕事術です。
誰からも一目置かれるあの人は、いったいどこが優れているのか。
それを分析して、優れた部分をそっくり身につけてしまうテクニックです。
エース級の人材は何が違うか
どんな職場にもエース級の人材がいます。
会議では、誰もがあの人の発言に耳を傾ける。
商談では、いつも説得力のある言葉でクロージングに結びつける。
そういった「できるビジネスパーソン」に追いつくためには、何をすればいいでしょうか?
会議や商談のシーンで、彼らの発言を録音して、家に帰って分析しましょう。
なぜこの人はすごいのか。自分と何が違うのか。
霧が晴れるように明らかになります。
同僚の発言を録音?
職場の同僚の発言を録音する。
最初はかなり違和感がありましたが、最後には納得しました。
「英語で説明する全技術」の著者は、ゴールドマンサックスに勤めていました。
そこで、優秀な上司がいたそうです。
なぜこの上司の言葉には、誰もが惹きつけられるのか?
それを分析するために、ボイスレコーダーで上司の発言を録音し、家に帰って分析したそうです。
そして、上司の優れた部分をそっくりそのまま習得したという。
ここまでやっている人は滅多にいません。誰もやっていない仕事術ではないでしょうか。
録音することで分析できる
重要なのは、家に帰って、録音した音声を分析することです。
職場の会議に同席しているときは、話の内容に追いついていくので精一杯です。
会議に参加しているわけだから、いつ発言を求められるかわからない。どうしても会議の流れに意識が向いています。
同僚の発言を分析している余裕はありません。
録音した音声を家で聴くからこそ、冷静に分析できます。
自分の発言も同時に聴き直せば、「その人と自分との違い」がわかります。
発言の許可をどう得ているか、切り口、つかみの言葉、ロジック、説得力のある結論の出し方・・・
ぜひ「優れている人の秘密」を解明してください。
録音する方法はバレないように
さすがに、堂々と録音するわけにはいきません。
「何を企んでいるんだ?」と警戒されます。
やはり、バレないようにこっそり録音した方がトラブルがありません。
ICレコーダーなら長時間録音しっぱなしで、ポケットに入れておけます。
会議が始まる前にトイレでスイッチを入れて、会議が終わってからトイレでスイッチを切るようにしてください。
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