IT系の起業を目指す若者が増えています。
ネットでよく見かけるのは、「起業したいけど、学生のうちに何をやっておくべきか」という質問です。
IT系の自営業者として、私なりに答えてみたいと思います。
結論としては、プログラミングが大前提。あとはサーバー回りの知識です。
ハッカーになるのが基本
IT系の起業であれば、WEBサービスやアプリを作って売ることになります。
売るものがなければ、まったく何もはじまりません。
何よりプログラミングが基本です。
稼ぐよりも前に、ハッカーになるのが大前提です。
ハッカーというのは、「熱中してプログラミングする人、プログラミングを楽しむ人」というほどの意味です。
Yコンビネータでもハッカーだけに投資
シリコンバレーで有名なベンチャーキャピタルに「Yコンビネータ」があります。
スタートアップに向けて少額の投資をする会社で、Dropboxに投資したことでも知られています。
Yコンビネータの投資条件として、チーム全員がハッカーであることを挙げています。(例外はあります)
IT起業は、プログラミングに熱中できなきゃ何も始まらないわけです。
ちなみに、Yコンビネータの本はこちら。
熱い内容ですよ。
シリコンバレーで起業を目指す若者たちが描かれています。
多数のスタートアップ事例が出てきますが、失敗例がほとんど。超リアルな内容です。
他にやっておくことは?
プログラミング以外にやっておくことは何があるでしょうか。
サーバー回りの知識をつけておいた方がいいです。
実際に作品を作って売らずに、淡々とプログラミングだけやってると、サーバー回りの知識がつかなかったりします。
実際にWEBサービスやアプリをリリースするなら、サーバーの知識がないとどうにもならないので。
レンサバではなくVPS
サーバー知識といっても、普段からVPSで遊んでおきましょうって程度です。
VPSは、仮想専用サーバーのことです。
一言でいえば、「専用サーバーのように自由な使えて、しかも共用サーバーのように低価格ですよ」っていうサービス。
レンタルサーバー(共用)だと、利用できるプログラムが限られて、使い物になりません。オンラインゲームやアプリのサーバーで、共用サーバーなんてありえないです。
しかし、専用サーバーだとコストかかりすぎる。たいしてユーザーもいないし、儲かってもいないのに専用サーバー契約はありえない。
そこで、みんなVPSを使っているわけです。
VPSは自由度が高い分だけ、学ぶことはたくさんあります。普段から慣れておいた方がいいです。
VPSで遊ぶなら、さくらインターネットで充分です。
→ さくらのVPS
一番使われているVPSサービスで、共用サーバー並みの低価格から使えます。
バックオフィス系の知識はいらないから
私自身は成功者ではないので大きなことは言えませんが、知っている成功者たちが口をそろえて言うことがあります。
一番大切なのは、商品(サービス)を売ること。
それ以外の、ファイナンス、リーダーシップ、マーケティングといった知識は二の次。
まったく儲かってない起業家で、商品を作ることより、簿記の勉強とかはじめちゃっている人が多いです。
小難しい経営戦略本とか読み始めちゃっている人が多いです。
この手の「自称起業家」がほんとに多いです。
そんな勉強は儲かってからやればいいから。
売る商品を作らないと、どうにもならないです。
IT系の起業は、とにかくプログラミングが第一。
そして、しっかりサーバー回りの知識も付けておきましょう、というのが結論です。
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