夏の猛暑日にエアコンを使わずに涼しくなれる方法があります。
エアコンは電気代がかかるので、節約知識として有名です。
あるいは、エアコンが壊れたときの緊急時に活躍しそうです。
気化熱を利用する
猛暑日は、単に扇風機があっても、まったく役に立ちません。生暖かい風がくるだけで、気持ち悪くなります。
そんなときは、服の上から水を浴びると涼しくなります。
Tシャツを水にぬらして、そのTシャツを着てみましょう。
びっくりするほど涼しくなります。
涼しくなる理由は、気化熱(蒸発熱)にあります。液体は気体になるときに周囲の熱を奪います。
濡れたTシャツは、夏の暑さですぐに乾きますが、乾くときに周囲の熱を奪います。
そのため、濡れたTシャツを着ていると体温を一気に下げることができます。扇風機の風を浴びながらTシャツが乾くと、涼しさをより強く感じます。
ただし、Tシャツはすぐに乾いてしまうので、30分~1時間に1度くらいTシャツを水に濡らす必要がありそうですが。
エアコンが使えない環境はありえる
上記の知識は、エアコンの電気代をケチるための節約術として、わりと有名みたいですね。
節約術というよりサバイバル術だと思います。
エアコンが使えない環境で、猛暑日を耐えることがあるかも知れません。
- エアコンが壊れた
- 停電になった
- 災害で家を失って、暑い場所に避難した
また、北海道・東北・甲信越の方は、夏が短いので自宅にエアコンがないケースがあります。
最近はそういった地域でも猛暑日になることが多いです。
猛暑日の数日を耐えるだけなら、上記の方法で凌ぐことができそうです。
貧しい熱帯の知恵
「服の上から水を浴びる」という暑さ対策は、熱帯地方では当たり前のことです。
インドは日中の気温が40度~50度になることがありますが、多くの人はエアコンの環境がありません。
そこで、服の上から水を浴びて、暑さを凌いでいるそうです。
「新ゴーゴー・インド」はインド旅行記の傑作ですが、上記の暑さ対策を教えてもらうシーンがありました。
暑さ対策の知恵は社会が豊かになると失われていくものですが、災害や貧困のサバイバル時に役立ちそうです。
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