写真や日記など、長期保存したいデータがあります。
USBとかCD-R/DVD-Rで保存している人が多いかも知れません。
しかし、フラッシュメモリや光ディスクは意外に寿命が短いです。
長期保存したい大切なデータは、M-DISCを利用してください。データは1000年持つと言われています。
フラッシュメモリの寿命
まず、フラッシュメモリの寿命から考えます。
USBやSDカードは使い勝手が良く、非常に安価です。思い出の写真を入れている人が多いかも知れません。
しかし、それらで使われているフラッシュメモリには寿命があります。
書き換え回数や保存状態にもよるので、一概には言えませんが、1年~10年と言われています。
安価なフラッシュメモリになるほど、寿命の短い記録方式が使われています。数百円で買った安物のUSBメモリに大切なデータを入れるのはやめましょう。
CD-R/DVD-Rなどの光ディスクの寿命
次に、光ディスクの寿命を考えます。
私たちがデータを書き込むために使う光ディスクには、たくさんの種類があります。
- CD-R
- CD-RW
- DVD-R
- DVD-RW
- DVD-RAM
これらの光ディスクに記録するときには、レーザー光線を当てることで記録面に塗られた色素に化学変化を起こします。その微細な凹みをデータとします。
そのため、湿度、温度、紫外線といった影響を受けやすく、データが読み込めなくなる寿命がきます。
保存状態によりますが3年~10年を目途にしておいた方がいいでしょう。
15年前にメールデータを焼いたCD-Rがあったんですが、残念ながらデータは破損していました。(青春時代のメールは消えました)
物理的な記録とは違う
ちなみに、市販されている映画DVDや音楽CDは記録方法が異なります。
最初からデータが入って売られている光ディスクは、プレス機で物理的な凹みを作ってデータを記録しています。
そのため、10年から100年は持つと言われています。
私たちがドライブで書き込むときには化学変化を利用するので、どうしても寿命が短くなります。
そこで登場したM-DISC
上記で説明したように、フラッシュメモリや光ディスクの寿命は意外に短いので、私たちの大切なデータを入れておくのは不安があります。
そこで、新しい長寿命のディスクが開発されました。
米国のMillenniata社が開発したM-DISCです。
無機系の材質に、高出力レーザーで物理的な凹みを作ります。
寿命は1000年持つとメーカーは主張しています。私たちの生活概念でいえば、永久に持つと考えて良さそうです。
書き込みには専用ドライブが必要:さっそく購入
M-DISCにデータを書き込むためには、M-DISCに対応したドライブが必要です。
さっそく買ってみました。
M-DISC対応の外付けDVDドライブです。
すべての光ディスクの読み込みと書き込みができるマルチドライブです。
M-DISCが最初から2枚付属されているのがうれしい限りです。
書き込みソフトも付属されています。
このDVDドライブはAmazonで4千円前後だったので、普通のDVDドライブ(マルチドライブ)とそれほど違いはないですね。
ASUS特有の反射防止タイプの渋い黒。
電源ゲーブルはなくて、USBから給電するので、すっきりしています。
ただし、給電のために「Y字型ダブル給電対応USBケーブル」を使っているため、USBの差込口が2つ必要です。1個のUSBでデータのやり取り、もう1個のUSBで給電します。
デスクトップならまず問題ないですが、モバイルノートだとUSBが2個並んでいないことがあるので、注意してください。
1000年持つと言われるM-DISC。
大切な写真とかデータを安心して保存できます。
二十歳の記念に撮った写真を40歳以降になって見たいなら、M-DISCしかありません。
→ Amazonの周辺機器カテゴリで「M-DISC対応」を検索
上記ページで、M-DISCに対応したドライブが検索できます。
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