ブログ1ページのデータ量が大きすぎると、転送時間がかかって重くなります。
どのくらいのデータ量を目安にすればいいでしょうか?
平均的な目安について調べてみました。
表示が重いのはデータ量だけが原因ではない
最初に、基本を確認しておきます。
ブログ(Webサイト)の表示が重くなるのは、データ量だけが原因ではありません。
- ユーザーの回線速度
- ユーザーの端末(PC、スマホ)のスペック
- サーバーの性能
このようなことも表示スピードに関わってきます。
特に、WordPressの場合は、サーバー側でデータベースを参照するプロセスが発生するので、サーバーの性能が重要になります。(キャッシュ機能を使った負荷対策も大切)
(レンタルーサーバなら共有している他サイトの負荷にも大きく影響を受けます)
ページサイズは表示スピードに影響する
そのうえで、1ページ500KBなのか、それとも10MBかといったページサイズもやはり影響があります。
大量のデータをダウンロードするとなれば、重くなって(時間がかかって)当然です。
では、データ量だけに注目するとしたら、どのくらいの容量を目安にすればいいでしょうか。
目安がわかっていれば、「このページはちょっと容量が大きすぎるな。画像を減らそう(圧縮しよう)」といった判断がしやすくなります。
平均的なページサイズは2MB
ページサイズについて書かれた記事がありました。
2015年の段階で、Web全体の平均的なページサイズは2262KB(約2.3MB)ということです。
昔だったら1ページ2MBはかなり重かったわけですが、現在はネットの回線品質から、サーバーと端末の性能が格段にアップしています。
2MBくらいは許容範囲というか、常識なのでしょう。ちなみに、1ページ2MBなんて、ちょっと画像を使えば達してしまいます。
有名サイトの1ページのデータ容量を調べた
試しに、現時点2017年における有名サイトのページサイズを調べてみました。
ページサイズは、以下のWEBサービスで調べることができます。
以下、調べたサイトです。
Yahoo!Japanトップページ
まず、Yahoo!Japanを調べました。
Yahoo!Japanのトップページは、2.2MB。意外に大きい。
ただし、下までスクロールするとわかりますが、Lazy Load(遅延読み込み)設定されていて、スクロールしないとダウンロードしないコンテンツがあります。
最初の段階でダウンロードされるのは、たぶん500KB程度ではないかと。
楽天トップページ
次に楽天。
楽天トップページは9.6MBです。
ごちゃごちゃと写真が多用されているイメージがありますので、そのくらいはあるでしょう。
有名サイトなので高度な負荷分散はされているでしょうが、トップページで10MBというのはすごい。
わかったブログ
次に、有名ブログの「わかったブログ」。
その中の最新記事の容量を調べました。
5.3MBありました。大きくて綺麗な写真が6枚使われている記事です。
ちなみに、私の環境でアクセスするかぎり、まったく重くありません。さくさくです。
用なす
最後に、拙ブログを調べました。有名ブログではありませんが、自分のブログのページサイズも気になりました。
小さめの写真を9枚使った記事「楽天モバイルからHuawei nova liteが届いたので開封」のデータサイズです。
このくらいの記事で、1.4MBあります。写真を大きくすれば、4MBくらいになりそうです。
ブログのページサイズを気にする必要はほとんどない
現在のWEBはページサイズが大きくなっています。
どんなサイトも数メガバイトですね。それでも問題がなさそう。
率直にいって、ページサイズが5MBでも10MBでも、あんまり気にすることはなさそうです。
2010年あたりでしょうか。「スマホユーザーのためにページサイズを軽くする」なんていう話がありました。
しかし、現在では、スマホで動画を観る時代ですよ。データ量は2MBとか10MBとか、そんなレベルじゃない。
画像しかないブログで、データ容量を気にする必要なんて、ほとんどないでしょうね。
画像を1枚1枚圧縮して100KB→80KBにするとか、無駄な苦労かも知れません。
(ものには限度があるので、大きな画像を30枚使ったりするときは、Lazy Load設定を忘れずに)
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