いつも不用意な一言で人を傷つけてしまう | 失言を防ぐ3つの方法

悪気はないのに、つい不用意な発言をして周囲の人を傷つけてしまう。

そんな経験は誰にでもあると思います。

私も失言が多いタイプで、今までさんざん痛い思いをしてきました。

このページでは失言を防ぐコツをご紹介します。

よくある失言のシーン

まず「失言とはどういったものか」について、考えてみます。

たとえば、話の輪の中に結婚している人と結婚していない人がいるとしましょう。

そんなときに、既婚者の人が以下の発言をする。

「このままじゃ一生結婚できないんじゃないかと心配しちゃった〜」

嫌味な発言ですが、本人にいっさい悪意がない。正直な気持ちをしゃべったつもりです。

しかし、未婚の人を傷つけるような発言です。

発言した人も、後から「あっ。あの人は未婚だったんだ」と気づいて、「しまった」と思うわけです。

こういった失言を繰り返して、周囲の人々の気分を害してばかりでは、人間関係にも支障が出ることでしょう。

失言が繰り返される理由

生きていれば誰でも失言はあるものですが、特に失言を繰り返すような人がいます。しょっちゅう余計な一言をいって、相手を傷つけたり、怒らせたり、不愉快な思いをさせてしまう。

こういった失言には脳のワーキングメモリが関わっています。

ワーキングメモリとは、脳の中で、情報を一時的に保つ場所です。

悪気はないのに不用意な発言をする人は、脳のワーキングメモリが小さいと考えられます。自分の発言に脳の情報処理が独占されてしまって、周囲の状況を分析する余裕がないのです。

逆に、ほとんど失言をしない人は、脳のワーキングメモリが大きい。周囲の人を分析しながら、自分の発言を処理して、自分の発言がどう思われるかまで注意することができる。

コミュニケーションは脳のマルチタスクを要求されるわけですね。脳のワーキングメモリが大きな人ほど有利です。

いつも失言ばかりする人は、生まれつき脳のワーキングメモリが小さいので、後から大きくすることはできません。

では、どうすればいいでしょうか。以下、失言の確率を下げる方法をご紹介します。

危険な話題を前もって把握する

失言を繰り返す人は、話しながら用心深くなることができません。ですから、前もって準備が必要です。

話の輪の中にいる人のことを考えて、リスクの高い話題について事前に把握しておきましょう。

  • 既婚者と未婚者がいるなら、結婚の話題はリスクが高い。
  • 子供がいる人といない人がないるなら、妊娠や子育ての話題はリスクが高い。
  • 就職している人と無職の人がいるなら、仕事の話はリスクが高い。
  • 大卒の人と高卒の人がいるなら、学生時代の話はリスクが高い。
  • 大企業に勤める人と町工場で働く人がいるなら、社会保険の話はリスクが高い。

これらは一例ですが、話の輪の中にいる人々によって、このようにリスクが高い話題があります。

前もって、話の輪の中にいる人の属性を考える癖をつけましょう。常に「危険な話題」を把握するように心がけます。そして、そのテーマについての発言は避けるようにしましょう。

これだけでも、重大な失言を減らせるようになります。

無難な話だけをする

さらに一歩進めて、最初から無難な話だけをする方法もあります。

大人になると、プロ野球の話しかしないオジサンとか、ゴルフの話しかしないオジサンがけっこういます。

これはある意味で、非常に賢い。どう考えても、人を傷つける可能性のない無難な話題だからです。

「イギリス人は天気の話だけをする」と言われています。プライバシーを明かさないからそうなるわけですが、もしかしたら人を傷つける話題を避けているのかも知れません。

また、偉大な音楽家のモーツアルトは社交場で下らない話題しか口にしなかったと言われています。真面目な話はいっさいしなかったとか。

それでいいんです。

「面白い話をする」とか「刺激的な話をする」とか「教養あふれる話をする」といったことはすっぱり諦めて、無難な話だけをする。そうすれば、失言を避けることができます。

大人になるとこのような無難なコミュニケーション戦略をとっている人がすごく多いです。突っ込んだ話をすれば、誰かを傷つける可能性があるからです。

いつも不用意な発言をしてしまう人は、そろそろコミュニケーション戦略を変えるべきかも知れません。

たとえ「退屈な人」と思われることになっても、失言をして嫌われるよりマシです。無難な話題を用意して、その話題を出すようにしましょう。

テンパッているときは話さない

失言を防ぐための3つめの方法をご紹介します。

誰でもそうですが、酒を飲んで言いたい放題のときは失言が増えます。

アルコールで頭が働かなくなるので当然です。

逆に、シラフで、心が落ち着いて、ゆっくりとしゃべるときには、考えながら話すことができます。失言も減ることになる。

ワーキングメモリが小さいといっても、小さいなりにフル活用すれば失言は減ります。

そこで、失言が多い人は、常に落ち着いて話すようにしましょう。特に、ゆっくりと話すように習慣づける必要があります。

場の流れに乗って、勢い良く発言することは控える。よく考えて、落ち着いて話すように心がける。必ずワンテンポおいて、自分の発言が問題ないか?とチェックして話すようにする。

私が失言するときは、その場のノリで勢いよく話したケースが多かったです。

常に落ち着いて話すことを心掛けるだけでも、失言の回数はものすごく減りました。

お酒も控えめにしましょう。お酒を飲んだら自分から話さず、聞き役に徹するといった覚悟も必要です。

失言が多い人は、お酒を飲んだら寡黙になるくらいでちょうどいいです。

手遅れにならないうちに対策を取る

失言を繰り返す人は、上記のように脳の性質が影響している可能性があります。

気付かないうちに言葉で周囲の人々を傷つけて、嫌われてしまう。本人は周囲から嫌われてばかりなので、被害者意識をもってしまう。

そしてコミュニケーションに自信を失って、ひきこもってしまうケースがあります。

「失言が多いな」と気づいたら、上記3つの対策を実践してみてください。

失言が多い家族や友人がいるなら、この記事の内容を紹介してみてください。

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失言が多い人は、アスペルガー症候群と診断されるケースが多いです。該当するかどうかにかかわらず、知識として知っておいて損はありません。

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