動画をこっそり録画したい。そんなニーズがあります。その多くは犯罪被害の立証のためです。
このページでは証拠のために録画する方法をご紹介します。
動画をこっそり録画する状況
以下のようなケースでは、動画での録画をする人が増えています。
- 家屋にいたずらをされる
- 店舗に嫌がらせをされる
- 車やバイクにいたずらをされる
- ゴミを敷地内に放置される
- 物がたびたび失くなる、壊れる
上記のような状況では、監視カメラをつけて、犯罪やいたずらの証拠を抑える必要があります。
また、幼い子供やペットがいるご家庭は、屋外にカメラを付けるケースがあります。
- 子供が家の周辺で遊ぶ
- 家の近くに不審者が現れる
- ペットの悲鳴がたびたび聞こえる
防犯に役立つだけでなく、犯罪に巻き込まれたときに犯人検挙に役立ちます。また、(交通)事故の原因特定にも有効です。
さらに、以下のような状況でも録画をするケースがあります。
- セクハラ、パワハラ
- DV、浮気
- ブラック企業での悪質な勤務実態
- セールスマンの悪質な勧誘、押し売り
- いじめ、悪質な嫌がらせ
このような状況では、事実の立証が重要となります。何らかの方法で証拠を残す必要があります。
さらに以下のケースでも録画が有効かも知れません。
- ベビーシッターに子供を預ける
- 愛犬をペットシッターに預ける
- 店舗の留守番を頼む
上記のケースでは、録画していることを前もって相手に伝えることがマナーになると思われます。
隠し撮りは違法ではないのか?
こっそり録画するときに気になるのは、「違法ではないか?」ということです。
こっそり動画を録画すること(盗撮)は、状況によって違法になったり、合法になったりするそうです。
隠しカメラが違法かどうかはまだ結論が出ておらず、プライバシー権と対立して議論されている問題です。
隠しカメラって違法ですか? 教えて!goo
探偵が隠し撮りをして、その隠し撮りが問題になり裁判になったケースがあります。「違法とまでは言えない」旨の判決がでました。
違法性を阻却するかどうかについては、情報収集の目的、当該証拠を収集する必要性、訴訟上の主張との関連性、証拠態様及び方法の相当性、他の方法による代替性の有無、被侵害利益であるプライバシー等の内容等の比較考慮により、判断しています。
【交通事故】 ビデオ等での隠し撮り行為は、違法とまではいえず慰謝料増額事由にはならないとされた事例 名古屋地裁平成21年3月27日判決
目的と必要性がやはり重要ではないでしょうか。
言うまでもなく、趣味的な盗撮は違法になる可能性があります。
しかし、正当な理由があっての録画なら、違法になるとは考えにくいものです。
たとえば、店舗にいたずらをされて、その被害を防ぐために防犯カメラをつける等、すでに当たり前に行われているのです。
ネットでの公開はやめた方がいい
隠し撮りで問題となるのは、撮られた人の肖像権・プライバシー権・名誉毀損等です。
仮に、相手に非があるとしても、隠し撮りした動画をYoutube等で公開すると、後々になって問題になるかも知れません。
相手に非がある場合でも、勝手に動画を公開したりせず、警察や弁護士に相談するときの「事実の証明」用として使うべきだと思われます。
録画する方法
スマホでの録画
最近のスマホは鮮明な動画を撮ることができます。
以前、米国の警察官による黒人射殺事件が問題になりましたが、その多くは通行人がスマホで録画したことによって表面化しています。
何らかの事件を見かけたら、スマホで録画する。それによって問題の解決につながるかも知れません。
ただし、スマホでの録画には以下の問題があります。
- その場にいないと録画できない。
- 録画していることはバレる。(隠し撮りは難しい)
- 録画時間は短い。
隠し撮りをするなら、以下の小型カメラが適しています。
小型カメラによる録画
意外に知られていませんが、小型の録画カメラは1万円以下から買えます。
子供やペットを見守るための室内型カメラ。暗視や会話マイク機能も。
あとスパイ映画でお馴染みのボールペン型の小型カメラ。隠し持っておいて、いじめ・パワハラ・セクハラ等の被害を立証するために使えそうです。
録画用カメラの一覧は以下のリンクからどうぞ。
子供やペットを預かる場所は監視カメラを義務化すべき
過去、保育所やベビーシッティングの最中に子供が不審死をとげる痛ましい事故・事件があります。
子供を預かるような施設は、監視カメラの設置を義務化すべきだと思います。
その他にも、ペットを預かる場所、車を預かる場所、資産を預かる場所。大切なものを預かる場所は、トラブルを避けるためにカメラが必須だと思われます。
もし大切なものを預けるなら、カメラで監視できる場所を選ぶべきだと考えますがいかがでしょうか。
小型カメラでの録画によって何ができるか
監視社会は嫌なものですが、一方で犯罪の抑止や犯人の検挙に役立っています。
隠し撮りであっても、正しい目的で行われるのであれば、それは社会正義にかなっているのです。
不幸な被害を防ぐためにも、小型カメラでの録画方法は知っておくべきだと考えています。何かが起きた時に、証拠を残すことができます。
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