最近のUSBメモリは大容量になって、すごく便利です。16GBで千円くらい。もっと安いのもあります。
これだけ大容量で安いと、画像ファイルでも動画ファイルでも気軽に保存して持ち運べます。
しかし、「落としたらどうしよう?」という心配があります。誰かに拾われて、中のファイルを盗まれるのではないかと。
そんなときの対策について解説します。
クラウドの時代になってもUSBメモリは欠かせない
USBメモリの出番は減りつつあるかも知れません。
最近はクラウドでPC作業をするのが一般的だからです。
グーグルドライブのように、最初から最後までクラウドで作業するときには、USBメモリの出番はそれほどありません。
しかし、クラウドには以下のデメリットがあります。
- PCに保存されているファイルで作業する場合、アップロードとダウンロードを繰り返すことになる。
- 画像、音声、動画のような大容量のファイルだと、クラウドのアップロードやダウンロードに時間がかかる。
- 小さなファイルであっても、ファイルの数が多くなると、アップロードしたりダウンロードする手間が大変になる。
作業内容によってはクラウドですべての作業が完結しないため、USBはまだまだ活躍しそうです。
USBメモリを紛失したら
問題はUSBメモリを落としたときです。
大容量なのに小さいので、ものすごく便利なんですが、その反面、紛失の怖れがある。
誰かに拾われて覗き見られたらどうしよう?という心配があります。
たとえば仕事上のファイルを覗き見られたら、個人情報保護の問題が発生します。また、会社で信用がなくなります。
個人用のファイルであっても見られたくない。
たとえば、日記や小説を見られたり旅行の写真を見られたら、恥ずかしさがある。「誰かに覗かれるかも?」と心配するだけでもストレスです。
どんなファイルであっても、拾われて他人に覗かれたり、悪用される心配があるわけです。実害がなくても、その心配をしたくない。
暗号化するしかない
万が一、USBメモリを落として、誰かに拾われたときのことに備えるためには、どうすればいいでしょうか。
USBを暗号化することをお勧めします。
暗号化に対応したUSBなら、簡単にファイルを暗号化できる。パスワードがないと開けないので、覗かれる心配はありません。
USBメモリを他人に覗かれても、暗号化されていれば安心です。
このUSBメモリのポイントは、ハードウェアで強制暗号化してくれることです。
何も考えず、USBメモリにデータを入れれば、自動で暗号化してくれる。
USBメモリに暗号化ソフトウェアを入れるタイプと違って、扱いがものすごく簡単です。
日記とか家族の写真とかパスワードファイルとか
仕事上のファイルであれば、強制暗号化USBメモリを使うのは常識でしょうね。
営業上の秘密とか、顧客の個人情報が入っているわけですから、普通のUSBメモリを使うべきではありません。暗号化USBを会社の規則にすべきです。
それ以外でも、私の場合は、日記とか家族の写真とかパスワード一覧ファイルを暗号化USBメモリに入れています。
それらのデータをちょっと外に持っていきたくなることがあります。ファイルの内容によってはクラウドに置いておきたくないものがある。
暗号化USBメモリを使うようになってから、心理的にすごく安心感があります。
持ち歩かずに自宅で保存用に使っているUSBメモリであっても、暗号化した方が安心かも知れません。
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