映画「ラスベガスをぶっつぶせ」の感想

映画

u-netxtで「ラスベガスをぶっつぶせ」を観たので、感想をメモ。

2008年公開の映画。原題は「21」。

MITの大学生たちがブラックジャックのカードカウンティングで大金を稼ぐ話。

1990年代の実話を元にしているらしく、もともと面白い話をハリウッドが映画にしているわけだから、やはり面白い。娯楽映画として普通に楽しめます。

チーム内で仲間割れがあるのはいいとして、教授との軋轢はやりすぎのような気もしますが。

映画として起伏をつけるために脚本をかなりひねってます。ともかく、ギャンブルものが好きな人にとってはたまらない内容。

実話の主人公はアジア系

この作品の中で、中国系の学生が2人出てきます。

実をいえば、実話のメインプレーヤーは、中国系の学生。MITのブラックジャックチームもほとんどアジア系らしいです。

映画では主要人物を白人にしたので、いろいろと苦情があったみたいです。

それにしても、中国系学生の描かれ方もひどくて、ホテルの備品を片っ端からパクったりしてます。原作では主役のはずなのに、なんちゅー描かれ方。

当時は(今も)、米中対立が激しかった時期なので、しょうがないかもしれませんが。

チームは強い

ブラックジャックのカードカウンティングは、カジノで唯一の攻略法として有名です。

1950年代に数学者が研究発表していて、1960年代には同じく数学者のエドワード・オークリー・ソープが「Beat the Dealer」を出版して、カードカウンティングは誰もが知っている攻略法になりました。

当然、カジノ側も対策を取りました。

で、じゃあなんで、1990年代にMIT学生が大金を稼げたか。そこをネットで調べてみました。

どうやら、従来のカードカウンティングの精度をより高めたうえで、チームで攻略したのが画期的だったそうです。

ひとりでやっていたら、カウントしてチャンスが来たときに、突然大金を賭けることになります。すぐにカウンティングをしていることがバレますので、カジノ側から出禁をくらって終わり。

チームでやったからバレずに荒稼ぎできたみたいです。

ちなみに、映画の中ではカウンティングをしたのがバレると、裏に連れて行かれて殴られたりしてますが、実際は単に出入り禁止になるだけです。

まー、そうですよね。違法行為でもなんでもないので、カジノ側だって殴ったりしません。

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