お金の貸し借りはトラブルの元です。
友人・同僚・知り合いから借金を頼まれても、上手に断りたいところです。
角が立たないようにして借金を断る方法をご紹介します。
口実と意見をセットにして借金を断る
今までの私の経験から、もっとも上手な断り方は、口実と意見をセットにすることです。
借金を断る口実
まず、お金を貸せない理由を伝えましょう。貸せるほど余裕がないと伝えるのが一般的です。
- 最近、物入りで余裕がない
- もとからお金に余裕がない
- 今後、大きな支出が控えていて、家計が苦しい
貸すつもりがないなら、嘘でもいいから「お金に余裕がない」と言ったほうが角が立たないです。
借金についての意見
次に、お金の貸し借りはしないポリシーだと伝えましょう。
- 借金はトラブルになるから、貸し借りはしない
- 祖父母から「金の貸し借りをするな」と教えられている
- 誰にたいしても、お金をやりとりは避けるようにしている
要するに、「あなただけに貸さない」のではなく、「誰にたいしても貸さない」ことを伝えましょう。
なぜ口実と意見をセットにすべきか
口実と意見をセットにすると、以下のような断り方になります。
「私だってお金に余裕がなくて困っている。それと、トラブルになるから、誰にたいしても金の貸し借りはやらないことにしている」
「お金がない」という口実だけだと、「じゃあ金があったら貸してくれるのか?なんとか金を作ってくれないか」と相手が思うかも知れません。
お金を貸さないこちらの決意がはっきり伝わらないのです。
「今、お金がないから貸せない」に加えて、「仮にお金があっても、私はお金の貸し借りをしない主義だ」とセットで伝えましょう。
こう伝えれば、借金を申し込んだ方は、諦めるより他ありません。
個人間で借金をする時代ではない
江戸時代のように社会が未成熟だった時代は、個人間で盛んに金の貸し借りがされていたそうです。
そのように助け合わないと生き残れなかったわけです。
この本では、親類に多額の借金をしていた武士の一家が描かれています。百姓や町人も同じでしょう。
しかし、現代は、個人間で借金をする時代ではありません。
クレジットやカードローンのような消費者金融が行き渡り、事業者と個人での貸し借りが基本です。人間関係の情を根拠にしていないので、後腐れがありません。
万が一、困窮したときには、生活保護をはじめ社会福祉制度も整っています。
お金がないなら事業者から借りるべきで、信用がなくて借りられないなら諦めるべきです。
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